サポレジラインを意識している人は多いと思いますが、もう一つ注目して頂きたいレートがあります。
それがゼロラインです。
ゼロラインとは、ドル円でいえば100.00円や112.00円などのキリの良い価格帯のことです。
ゼロが並ぶ数によってダブルゼロ、トリプルゼロといった呼び方をします。
ここは皆が意識するのでサポートやレジスタンスになりやすいです。
ですが、一般的なダブルゼロレベルについては、私はあまり意識する必要はないと思っています。
ダブルゼロよりも重要なレート
ダブルゼロよりも重要なのは、チャート上ではっきり分かるサポートやレジスタンスです。
もちろん、ゼロラインで価格が支持されたり、跳ね返されたりした場合はサポートレジスタンスとして意識しますが、そうでなければ単なるひとつの価格帯だと思うようにしています。
ゼロラインが他の価格帯以上にサポート・レジスタンスとなっているとは言い切れないのです。
1日の取引時間の中でゼロラインを跨いで動くことは良くあります。
結果として、日足の終値でゼロラインの上や下で引けて、
「やっぱりゼロラインは意識されてる」
と思ってしまうのですが、デイトレードであれば関係ないと思います。
もちろん、デイトレレベルでも、一度ゼロラインを越えるも少し押されて再度上昇してブレイク、と言った動きはありますが、過去にそこまでサポレジとして意識されていないゼロラインであれば、それほど気にする必要もないでしょう。
ゼロラインを意識しすぎてガチガチにならないように
もう一度書きますが、トリプルゼロではないダブルゼロレベルのレートであれば、普通のサポレジラインの方が有効に機能します。
ダブルゼロを意識しすぎて、エントリーが遅れてしまったり、逆に早く利食いしすぎてしまったり・・・といったミスを犯さないように気をつけましょう。
トリプルゼロ以上は意識した方が良い
ダブルゼロは気にしない、と言うのが私のスタンスですが、トリプルゼロ以上はやり意識します。
さらにゼロが4つ付くクアドラプルゼロであれば、月足レベルのサポレジラインになったりします。下のチャートはドル円の月足にクアドラプルゼロラインを引いています。
どうでしょうか?
クロス円であれば10円刻みのレートはかなり意識されることが分かるのではないでしょうか。
このようなレートは節目として重要で、サポレジラインになりやすいです。
ぜひ覚えておきましょう。