数ある資金管理戦略の中で「必勝法」と言われるものがあります。
それが今回ご紹介する「マーチンゲール法」です。

マーチンゲール法はギャンブルで良く用いられる手法で、上手く行けば1回のゲームでそれまでの損失分を取り戻すことの出来る夢のような戦略です。

では、マーチンゲール法とは一体どんなやり方なのでしょうか?

倍プッシュするのがマーチンゲール

マーチンゲール法は、負けが続く度に賭けるお金を倍に増やしていくやり方です。

例えばカジノのルーレットを例にしましょう。
赤か黒に賭けるとして、勝てば掛け金が2倍になり、負けると掛け金が無くなるとします。

最初は1万円を賭けます。
勝てば2万円となり、1万円の利益を得て終了します。

しかし負ければ、掛け金を2倍の2万円として再度賭けます。
勝てば4万円となり、1回目との累計で結果1万円の利益を得て終了します。

ここで負ければ更に倍の4万円、また負ければ倍の8万円と負け続ける限り、ひたすら倍の掛け金にしていくという手法です。

こうすることで、いつか勝つ事が出来ればそれまでの損失分を一気に取り返すだけでなく、更には利益まで出せてしまいます。

勝率50%程度なら使える?

マーチンゲールがよく使われるのはルーレットやブラックジャックです。
これらは勝率が約50%程度ですから、マーチンゲールが有効に機能することが多いのです。

ではトレードではどうでしょうか?

トレードで負けるたびにLot数を倍にするとします。

以前の記事で、勝率60%のトレードルールでも10連敗は覚悟するべきと書きました。
実際、エクセルでランダムシミュレーションをしても勝率6割であれば10連敗することはザラにあります。私自身も200回ほどトレードしてトータルでは勝率6割でも、その中には10連敗があった経験があります。

リスクリワード次第ですが、勝率60%は決して悪くはありません。
このトレードルールにマーチンゲールを組み込んだ場合を考えます。

最初のトレードは1万通貨で行います。
負けた場合は2回目は2万通貨、3回目は4万通貨というように負けるたびにLot数を倍にしたとします。

10連敗した場合の11回目のトレードでのLot数は、なんと1024万通貨です。
レバレッジ888倍のXMでさえも多くの証拠金が必要です。

マーチンゲールは確かにいずれは勝てる必勝法なのかもしれませんが莫大な資金がないと出来ない手法ということです。

ギャンブラーの誤謬にハマってはいけない!

ギャンブラーの誤謬という言葉をご存じでしょうか?

例えばコイントスをやっていて、「表が3回連続したら、次は裏の出る確率が上がる」と考えてしまうことです。

冷静に考えれば、何連続表が出ても、何連続裏が出ても、次に表が出る確率も裏が出る確率も等しく50%です。しかし、2回に1回は裏が出ると考えると、どうしても連続して表が出た時には裏が出やすくなると勘違いしてしまうわけですね。

そうなってしまうと、どうしてもマーチンゲールに頼りたくなってしまいます。
しかし、それはあくまでも勘違いです。

トレードの世界に必勝の方法はないと思います。堅実な資金管理をもとに、利益を積み重ねていきたいものです。

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