トレードでは利益に関して数値目標を意識しすぎると良いことはありません。
例えば、
- 今日は20pips取るぞ!
- 今週の勝率は70%以上を目指す!
- 今月の目標利益は10万円!
などです。
このような具体的な数値目標を持ってトレードすると、それに届かない時や届きそうにないと感じた時に焦りが生じてしまい、ルールを破ってしまうことに繋がります。
しかし、自分がトレーダーとしてどうやって成長していくか?については中期目標や短期目標を決めておく必要があります。
こうすれば、自分のイメージする常勝トレーダーへの道程のどこにいるのかを知る事が出来るのです。
中期目標や短期目標の例
中期目標や短期目標の例としては以下のようなものが挙げられます。
- 今月中に過去3年分の検証作業を行いトレード手法の勝率とリスクリワードを算出する。
- メンタルを強化するために来週までに書籍を3冊読む。
- 毎日必ずトレードノートを書き、翌日にチェックする
等です。
本来目標設定というのは、最終ゴールを設定した上でそのゴールを達成するために必要なタスクを洗い出し分解・細分化し、そこに時間軸を加える(いつまでに)ことから始まります。
そしてその洗い出し・細分化の作業に間違いがなく、細分化された各タスクを計画した時間軸に合わせて実行していけば、必然的に最終ゴールを達成できることになります。
目標達成を阻害する要素
上記の中期目標や短期目標に対して、正しいアプローチで継続した努力が出来れば、確実に目標は達成できます。
しかし、これはあくまで理論上の話。
実際はなかなか厳しいものです。
例えばダイエットで、「1ヶ月で3キロ痩せる」という目標を立てたとしても、仕事が忙しく運動できなかったり、付き合いの飲み会などで想定外のカロリーを摂取してしまったりと、目標を阻害する様々なことが起こります。
そうなると、結局は「1か月で3kg痩せる」という目標は達成できず、「今月もやっぱり駄目だったか・・・」ということになります。
良く言われる話ですが、これを繰り返すと見事な「目標未達成体質」になります。
目標未達成体質になってしまうと、達成できないことが当たり前なのでどんな目標を立てても意味が無くなります。
そして私もこの体質を身に付けていました。
目標未達成体質を改善するために
私もトレードで稼げるようになりたいと思い色々な目標を立てていたのですが、目標未達成体質のお蔭で、目標を達成することができませんでした。
そこで取り組んだことは、絶対に達成できそうな限りなく小さい目標を立てることでした。
「今日はLot数のミスをしない」、「明日は朝6時に起きてトレードプランを考えてみる」等々。
このような誰でも出来そうな小さい目標をノートにひたすら書き出し、達成できるたびにノートから消していく作業をひたすら繰り返しました。
そして徐々にではありますが、「目標が達成できないと何か気持ち悪い体質」が身に付きました。
そこから少しずつ目標の難易度を上げていき、それらを達成し続けることでまだ完全とは言えませんが目標達成体質に近づきつつあると思っています。
私のように目標未達成体質の方は、まずは周りの人が呆れるくらいの小さな目標を立てて目標達成するのが当たり前という「目標が達成できないと何か気持ち悪い体質」を目指してみてはいかがでしょうか?
千里の道も一歩から。
成功は小さな事の積み重ねです。
最初は小さくても、慣れていけば徐々に大きな目標を難なく達成できるようになります。
頑張りましょう!