XMにてビットコインを始めとした仮想通貨FXが再開されました。
仮想通貨FXを提供する業者は既に沢山ありますが、その中でもXMで仮想通貨FXをやるメリットは大きいのでしょうか?
今回はXMでの仮想通貨FXが本当にオススメできるかどうかについて考えたいと思います。
Contents
結論!XMでの仮想通貨FXはオススメできない
まず結論から言いますが、私は仮想通貨FXそのものに対して否定派ですし、XMの仮想通貨FXにおけるサービスについても「良い」とは言えません。
XMは通常のFXやCFD取引をするのであれば世界最高のブローカーです。
しかし、仮想通貨FXにだけ焦点を当てれば、それほど大きなメリットは見つからない、というのが私の見解です。
仮想通貨FX自体に対して否定的な理由
仮想通貨市場と仮想通貨FXのレートは異なります。
これは市場取引と相対取引による違いによるもので、具体的には仮想通貨FX業者は仮想通貨市場のレートを「参考」にして自由にレートを決めることが出来るのです。そのため、仮想通貨FX業者間での値動きの違いは多くあります。
相対取引のFX業者もインターバンクレートを参考に顧客にレートを提示しているのは同じですが、FX業者の場合はライバル企業が多く世界中で法規制がしっかりされているため、実際のレートと大幅に乖離したレートを提示すると、ライセンスを剥奪されたり、顧客離れが深刻になるので、どの業者もほぼ同じレートになっています。
また、FXと仮想通貨FXにおけるブローカーのカバー注文にも疑問が残ります。
通常のFXではブローカーが自信のポジションの偏りがあればインターバンクにカバー注文を入れますし、XMのゼロ口座などではインターバンク直結です。しかし、仮想通貨FXではカバー注文がどうなっているのかが不明瞭です。
XMの仮想通貨FXのデメリット
それでは今度はXMの仮想通貨FXのよろしくない点についてまとめていきます。
XMの仮想通貨FXの詳しい条件等については以下の記事をご覧ください。
スプレッドが広い
XMの仮想通貨FXはスプレッドが広いです。
ビットコインでは1ロットあたり6000円以上のスプレッドを取られます。
ビットコインの値動きがいくら大からと言って、1回ポジションを取ったら6000千円のマイナスから始まるのはなかなか厳しいですし、他者のスプレッドと比較してもこれは非常に広いです。
レバレッジが最大5倍で低い
XMのウリの一つは最大レバレッジ888倍・・・なのですが、これはあくまでも普通のFXの話。
仮想通貨FXに関しては国内業者と同じく最大レバレッジは5倍です。
レバレッジに関しては、ポジションの保有量によって変動し、例えばビットコインであれば12ビットコイン以上のポジションを保有する場合ではレバレッジは使えなくなります。
土日の取引はできない
仮想通貨FXの醍醐味は土日も取引できる点ですが、XMではそれも不可能です。
XMは土日にサーバーメンテナンス等が入る事が多いですので、これも仕方のない事なのかもしれません。
ロングでもショートでもマイナススワップ
XMは仮想通貨のポジションを日を跨いで持ち越した場合は、ロングでもショートでもスワップポイントを取られます。
これはもう「ポジション保有手数料」と言ってもいいですね。
ポジションを持ち越さなければスワップ手数料を取られませんが、デイトレやスキャルだと広いスプレッドに足を引っ張られる・・・となかなか厳しいです。
もちろんXMならでのメリットはあるが・・・
以上、XMの仮想通貨FXのデメリットをまとめました。
もちろんXMですので、
- 様々なボーナスが使える
- 追証なしのゼロカット
- 簡単に口座が作れる
- MT5で取引できる
といった魅力的なサービスは健在です。
しかし、それ以上に広いスプレッドとマイナススワップは重いと感じます。
XMは仮想通貨FXに関してはやる気ない?
FXに関しては競合他社を圧倒するサービスで顧客を増やしてきたXMですが、仮想通貨FXのサービス内容について詳しく見てみると、正直なところオススメできる点は多くありません。
「XMはあまり仮想通貨FXに対して乗り気じゃないのかな?」とすら感じます。仮想通貨FXはブローカーにとっても、顧客にとってもハイリスクな投資商品です。
リスク管理に優れているXMは、仮想通貨FXにはあまり深入りせずに、通常のFXやCFDをメインにやっていこうとうい経営方針なのかもしれませんね。
個人的には仮想通貨FXに深入りしようとしないXMには好感を持っています。