本記事は、YouTube動画『【核心】サクッと年間1000pips稼ぐのに一番必要なたった1つのこと』の内容を基に構成しています。
Contents
- 1 年間1000pipsは「煽り」ではなく、分解すれば現実的な目標
- 2 年間で勝ち切れない人が多い理由は「目標」ではなく「行動のブレ」
- 3 年間1000pipsに最も必要なのは究極のエントリーポイントの厳選
- 4 そもそも自分のトレーディングシステムがない人は最初から不利
- 5 多くの人がつまずくポイント システムがあっても守れないのがFXの誘惑
- 6 収支を壊す正体 正しい勝ち負けと、間違った勝ち負けが混ざる
- 7 トレード回数を減らせば良い、という単純な話ではない
- 8 プラスマイナス0から抜け出せない人に多いパターン
- 9 制約なしでも自分のゾーンだけで戦える精神的成熟
- 10 失敗は許されるが、同じ失敗の反復は成長を止める
- 11 まとめ 年間1000pipsの鍵は手法探しではなく、システム外トレードの完全排除
年間1000pipsは「煽り」ではなく、分解すれば現実的な目標
年間1000pipsという目標が「派手な煽り」ではなく、数字として分解すれば十分に現実的です。
たとえば月に100pipsを積み上げられれば年間では1200pipsになります。年間1000pipsを目指すだけなら、月あたり約88pips程度でも到達可能です。つまり、毎月80pips台を積み上げるイメージで、目標としては極端に高いハードルではありません。
それでも多くの人が達成できないのは、目標の大きさではなく、途中で収支が崩れる構造的な理由があるからです。
そもそもFXで年間を通してプラスになった経験がない人が多い。
だからこそ、勝ちたい人が最初に押さえるべき核心として、たった1つのことを提示する流れになります。
年間で勝ち切れない人が多い理由は「目標」ではなく「行動のブレ」
年間で勝てない人の多くが、勝てないほど難しい相場に挑んでいるというより、自分の行動が一定の型に固定されていない、または固定していても守れないという問題を抱えている点です。
この話は、手法がスキャルピングかデイトレードかスイングか、といったスタイル論とは関係ありません。
細かいトレーディングシステム論に入ると人によって違いが大きく、話が無限に広がりますが、その共通項が、究極のエントリーポイントの厳選です。
年間1000pipsに最も必要なのは究極のエントリーポイントの厳選
動画が提示する答えは明快です。年間1000pipsをサクッと積み上げるうえで一番必要なのは、エントリーポイントの厳選です。
ただし、単なる厳選ではなく、究極の厳選です。
言い換えると、自分の条件に合わないトレードを徹底的に削ぎ落とすことが、最重要だとされています。
ここでいう厳選とは、単に回数を減らすことではありません。
自分のトレード条件に合っていないポイントを、妥協なく排除することです。
勝てる人はこれが呼吸をするようにできる。反対に、多くの人はこの排除ができず、収支を悪化させる原因を自分で積み上げてしまいます。
そもそも自分のトレーディングシステムがない人は最初から不利
そもそも自分のトレーディングシステムが決まっていない人が多いです。
これは年間で勝つ以前の問題で、最低限必要な土台だという位置づけです。
ここでいうトレーディングシステムは、裁量でもメカニカルでもどちらでもいいです。
裁量トレードであっても、一定の判断手順や環境認識の流れが必要です。
完全にシステム化して、EAや自動売買に落とし込める形式でもよい。形は自由ですが、土台が必要という点は共通です。
そのために必要なのが、自分の行動手順の見える化とルーティン化です。
たとえば週足で環境認識をする、トレンドラインやチャネルラインを引く、次に日足や4時間足で確認する、といった工程を、できる範囲で書き起こして自分の行動を管理する。
ここまで整備してはじめて、厳選という話が意味を持つ土台になる、という流れです。
多くの人がつまずくポイント システムがあっても守れないのがFXの誘惑
動画で現実的に語られるのは、土台を作っても、そこから外れてしまう人が出るという点です。
これは意思が弱いから、だらしないから、と単純に責める話ではなく、FXにはルールを破ってしまう誘惑が常にある、という前提で語られます。
上がりそうに見えた、下がりそうに見えた。それだけでルールを飛ばしてエントリーしてしまう。これは起こり得る。しかし、そこに負け続ける限り、年間で勝ち切るのは難しい、というメッセージです。
結局、条件が整ったときだけ入るという行動を、強い意思で遂行できるかが核心になります。
収支を壊す正体 正しい勝ち負けと、間違った勝ち負けが混ざる
重要なのが、正しい勝利と正しい敗北という考え方です。
トレーディングシステムに沿って取った勝ち負けは、期待値のある勝ち負けとして積み上がっていきます。これが年間でプラスに収束していく要素になります。
一方で、システムの外で取ったトレードにも勝ち負けは出ます。これが間違った勝利と間違った敗北です。
勝てたとしても、それがシステム外の偶然の勝ちなら再現性が薄く、負ければそのまま期待値の低い損失として残ります。結果として、正しい積み上げを、間違った積み上げが相殺してしまう構造が起きます。
例えば正しいトレードだけなら年間でプラス1000pipsになっていたはずなのに、システム外のトレードが年間でマイナス1000pipsを生み、合計でプラスマイナス0に落ち着くケースもあります。
このとき重要なのは、相場が難しすぎたから勝てないのではなく、勝てる可能性のあった部分を、自分の不純物のトレードが食いつぶしているという見立てです。
つまり、やるべきことは新しい魔法の手法探しではなく、システム外のトレードを消すことだ、という結論につながります。
トレード回数を減らせば良い、という単純な話ではない
回数を減らすこと自体が目的ではありません。
何も考えずにトレードを減らしても意味はありません。必要なのは、期待値の高い条件に合うトレードだけを積み上げ、条件に合わないトレードを一切やらないことです。
その結果として、トレード回数が半分になっても、収支がプラスマイナス0からプラス1000pipsへ改善する人が現実にいます。
これはあくまで分かりやすい例ですが、近い状態の人は多いとされています。
プラスマイナス0から抜け出せない人に多いパターン
この層に多い原因として挙げられるのが、エントリーしすぎです。
エントリーしすぎというより、トレーディングシステムから外れたトレードが増えている、と言い換えるほうが本質に近いかもしれません。
究極の厳選を突き詰めると、現実的な対策としていくつかの制約が候補になります。
- エントリーする時間帯を絞る
- 1日のエントリー回数に上限を設ける
- トレードする通貨ペアのラインナップを絞る
- 同時ポジション数を制限する
こうした制約は、我慢できずに余計なトレードを重ねてしまう人にとって、強制的にブレーキをかける方法になり得ます。
ただし、本来の理想は制約を付けなくても、自分の意思と技術でテクニカルに合致したポイントだけを厳選できる状態が理想です。
時間や回数で縛るのは自分都合の面があり、本当に絶好のポイントが来たときに機会を捨ててしまうリスクもあるからです。
制約なしでも自分のゾーンだけで戦える精神的成熟
制約をつけるかどうか以前に、自分のゾーンの中でだけトレードする技術が重要だという点です。
これはテクニカルだけの問題ではなく、精神的な成熟が大きいです。
そして、できていない人は多い。さらにまずいのは、できていない自覚すらないケースです。
自覚がないまま同じ失敗を繰り返すと、いつまで経っても収支が伸びないという警告になっています。
失敗は許されるが、同じ失敗の反復は成長を止める
初心者の失敗はある程度仕方ありません。
試行錯誤、痛みを経験しながら改善していけば良い。ただし、痛みから学んだことは次に必ず生かすべきです。
一方で、長くやっているのに同じことを繰り返している場合はダメです。
塩漬け、ナンピン、損切り貧乏、チキン利確、同時に複数ポジションを持って崩れるなど、失敗そのものは誰にでもあるが、学ばずに繰り返すのは避けるべきです。
まとめ 年間1000pipsの鍵は手法探しではなく、システム外トレードの完全排除
今回の動画が伝えている核心は、年間1000pipsという目標は分解すれば現実的であり、達成の最大の壁は相場ではなく自分の行動のブレにあるという点です。
そのブレを生む正体が、トレーディングシステムから外れたトレードであり、これを徹底的に削ぎ落とすことが、究極のエントリーポイントの厳選です。
制約を設けて強制的に減らす方法もありますが、理想は制約なしでも自分の型に合うときだけ入れる状態です。
自分の土台を明確にし、正しい勝ち負けだけを積み上げ、間違った勝ち負けを混ぜない。これができたとき、プラスマイナス0付近から抜け出し、年間で積み上がる収支が見え始める、というのが動画全体の結論です。








