オズの実践トレード日誌

『オズの実践トレード日誌 ― 全米ナンバーワンデイトレーダーの記録公開 (ウィザードブックシリーズ)』 は、デイトレーダー「トニー・オズ」がそのトレード記録を公開した本です。

オリバー・ベレスの『罫線売買航海術』にも通じた内容ですが、よりシンプルな手法だと感じました。

ポイントは、トニー・オズのトレード手法は支持線(サポート)と抵抗線(レジスタンス)を使った単純なものだという点でしょう。大まかな仕掛けのパターンは次の二点です。

  • ブレイクアウトで買い
  • 支持線付近での反発を見ての買い

というものです。トニー・オズは本書のトレード期間において、「空売りをしない」という制約があったにも関わらず、大きな下げ相場の中でも安定した利益を上げています。

その他には「バスケットトレーディング」という興味深い手法が紹介されています。

まず強いセクターを探し、次に、そのセクターの中でさらに勢いのある株を複数銘柄取引する方法
「強いセクターは買い」「弱いセクターは売り」と、トレンドに逆らわないトレードを勧めています。

支持線と抵抗線の具体的な見つけ方など、実戦的な要素をじっくり学べる本です。
本物の勝ち組のトレードに触れたければ読みましょう。

1000%の男

『1000%の男 ― 先物チャンピオンシップ奇跡の売買法』は、2001年に開催された「ロビンス-タイコム先物チャンピオンシップ」において1098%のリターンを上げて優勝したFairyさんと、665%のリターンを上げて準優勝した炭谷道孝さんのトレード日誌です。

巻末には詳細な売買記録も収録されています。

日誌と売買記録を見ると、炭谷さんのほうはかなりシステムトレードの色彩が強いながらスキャルピングらしきトレードも多く、スキャルパーには参考になります。

一方のFairyさんのほうは、日誌に「サイン」という単語が時々出てくるため、システムを用いているのかと思いきや、読み進めるうちにほとんどのトレードを裁量でやっている印象を受けました。

Fairyさんはブレイクアウトを利用したトレードで大きく利益を上げていたようです。2001年当時と現在の相場環境は大きく異なるとはいえ、このあたりトレンドが出やすい商品相場ならではと感じました。

商品先物市場のトップトレーダーたちの心理・思考が伝わってくる良書。

ピット・ブル

ピット・ブルは、マーケットの魔術師にも登場するチャンピオントレーダー、マーティン・シュワルツがトレーダーとして成功するまでの自伝。

彼の手法はデイトレード、「ポジションの保有期間は5分以内が一番多い」とのことなので、とりわけスキャルピングに分類されるものでしょう。

ただし、その手法による成功は、第一に「彼の性格がスキャルパーに向いていたこと」、第二に「徹底した準備」があるようです。各市場の騰落率などの指標に気を配り、値動きを10分ごと、30分ごとにノートにチェックしています。

そのような手作業をすることによって、市場の動向が判るようになってくる、カンが働くようになってくるそうです。

本の後半は『シュワルツの売買テクニック』が記されています。彼のやり方は全般的にトレンドに逆らわない手法を取り、10日移動平均線のような短期のツールでトレンドを判定→買いで入るか売りで入るか決める、という感じ。

トレードの道具、どのように個別銘柄を売買するのか、どのように先物売買をするのか、売買の秘訣、チャート上の窓について、三日ルール、新高値・新安値についてなど、貴重な解説をしてくれます。

日経225先物(mini)や個別株のスキャルパーにおすすめの一冊です。

ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法

ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法はシステムトレードについての本で、裁量トレーダーにとって参考にならないかと思いきや、いくつか目から鱗が落ちる発想が見られます。

単純な話、株を寄付で買って大引けで売る場合(寄付で空売りして大引けで買い戻す場合)、デイトレーダーが儲かる最良の日は「長大線」が出る日だということ。

ラリー・ウィリアムズはこの「長大線」の日を味方につけるべきだと指摘します。つまり日中に数ポイント取るために何度もトレードするのではなく、日中の大きな値幅を狙えと。

もうひとつの鋭い指摘は、「広いストップ(損切り)を使う」ということ。

大きな利益を狙うためには大きなストップを使う必要があり、一般的な「損切りは小さく」に疑問を投げかけています。

私もこの指摘は腑に落ちるところで、相場には弱者を振るい落とす性質があるため、特にトレンドに追随する手法では、そうした変動に耐えるだけの幅のあるストップを使わざるを得ないと思います。

ゾーン 相場心理学入門

トレーディングで成功するために最重要のスキル、「心理」を解明したマーク・ダグラスの名著『ゾーン 相場心理学入門』。

真剣に相場の世界で稼ごうと考えているのなら、心理面に焦点を当てた専門書を読まれることをおすすめします。すこし論理が難しく感じられるかもしれませんが、非常に重要な事柄を述べています。

一部を紹介しますと、「最高のトレーダーは他人とは違った考え方をする」「最高のトレーダーは恐れない」

私はこの本を何度か読み込んで、自分がなぜ勝てずにいたのか理解できた部分があります。すなわち上記紹介文の反対、「最低のトレーダーは他人と同じ考え方をする」「最低のトレーダーは恐れる」ということであったのだと思います。

具体的には、「オリジナリティー(独創性)」と「トレードのサイズ(枚数)」です。

私は自分の売買記録から、勝ちトレードが心理的に非常に踏み込みづらいタイミングで行われていた事実をあらためて理解し、トレードサイズが自己資金に対して大きすぎると勝てない(プレッシャーの増大)ということを理解しました。

トレード経験をある程度積んでいないと、この本に書かれていることはピンとこないと思いますので、一度挫折感や行き詰まりを感じたときに読んでみるとより効果的かもしれません。

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