こんな宣伝文句見たことありませんか?
これが本当なら、実質的なスプレッドが狭くなってトレーダーとしても凄くメリットがあるように見えます。
現実としてキャッシュバックサイトで取引口座を開けば、確かにキャッシュバックを受けることは可能なのですが、その分だけ損しているかも知れないことをご存じでしょうか?
それがマークアップ。
取引口座がマークアップされてしまうと、逆にマイナスになる可能性もあることを知っておきましょう。
マークアップされると、スプレッドが通常よりも広がり結果的に損する事になります。
海外FXのキャッシュバックサイトとは
キャッシュバックサイト経由で海外FXの口座を開くと、トレーダーが支払った取引手数料やスプレッドの一部を「キャッシュバック」してもらえます。
例えば、10万通貨の取引をしたら8ドルキャッシュバックされる、といった感じです。
キャッシュバックサイトは海外FX業者から紹介料をもらい、その一部をトレーダーに還元していくというのがビジネスモデルになります。
一見すると非常に合理的に見えます。
キャッシュバックサイトが海外FXの広告塔となり、海外FX業者の存在を世に知らしめる。
海外FX業者はキャッシュバックサイトに紹介料を支払い、キャッシュバックサイトはその一部をトレーダーに支払う。
全部winwinです。
しかし、実はココに罠が仕掛けてあるのです。それがマークアップです。
マークアップとは?
通常、FX業者はインターバンクのレートに手数料となる「スプレッド」を加味して顧客にレート配信を行います。
ですが、キャッシュバックサイトからの口座開設者には更にスプレッドを広げてレート配信していることがあるのです。
このスプレッドを広げて配信することを「マークアップ」と呼びます。
そしてここからが重要です。
業者によっては通常レートで配信する口座とマークアップして配信する口座があるのです!
その原因がキャッシュバック業者を通して口座開設をしているか否か。
これで業者によってはマークアップが決まるのです。
つまり、キャッシュバック業者を通して口座を開設すれば、リベートを受け取れますが、他のトレーダーよりも分の悪いレートで取引しなくてはいけないことになるのです。
キャッシュバック業者を通すとマークアップされて不利になる?
キャッシュバック業者で取引を行うと、取引量ごとにキャッシュバックを受けられます。
さて、このキャッシュバックはどこから来るのでしょうか?
そうです。我々の支払ったスプレッド分です。
つまりはこういうことです。
- FX業者はキャッシュバック業者にキャッシュバックするためにスプレッドを広げる。
- キャッシュバック業者はFX業者から受け取ったキャッシュバックの一部を口座開設者に渡す。
マークアップされて広がったスプレッド分全てがキャッシュバックされるのならまだマシですが、間に業者が入っているのでそんなことは不可能。
つまり、マークアップされた場合はかなり不都合な状態で取引せざるを得ないのです。
また、キャッシュバック業者は結構不透明な点が多いです。
キャッシュバックしてくれなかったり、個人情報が勝手に余所に移っていたり・・・といった悪い噂も聞きます。
キャッシュバック業者を使うにしてもマークアップされていないかどうかをしっかりと確認しましょう!
ちなみに、当ブログからの口座開設では一切のマークアップはありませんのでご安心ください。