今回はボリバンによる相場分析についてです。

ボリバンは相場の流れからボラティリティまで示す優れたインジケーターですが、今回は逆張りについて深く深く考察していきます。

逆張りのどういっポイントがハイリスクなのか、どこが勝ちやすいのかについて解説します。

2σからの逆張りはタブー?

ジョン・ボリンジャーの著書「ボリンジャーバンド入門」では、ボリンジャーバンドは逆張りではなく順張りに使うべきであると主張されています。

そういったこともあり、ボリバンの2σからの逆張りはリスクが高めだと一般的には解釈されていますよね。

そもそも、ボリンジャーバンドというものは、常にボラティリティーの限界を示しているのではありません。

ボリバンはあくまでも正規分布をベースとしたものであって、よく誤解されがちな9割以上でバンド内で収まるという確率とσ2からの反発の確率がイコールの関係であるというものではありません。

もっと言えば、相場は正規分布の動きをしません。
これはもう古い概念で、市場はベキ分布で動くのが現在の常識です。ベキ分布とは大きなファットテールを含む分布のことを示します。

すなわち、σ2から反発する確率は9割ではないという事です。当然ですね。
もし9割の確率で反発するなら皆が勝ち組になっていたわけで、このブログの存在さえなかったはずです。

ボリバンの2σからの逆張りが一番ハイリスクな時

では、ボリバン2σからの逆張りが一番ハイリスクな時を考えてみましょう。

それは、スクイーズからエクスパンションへと展開していくバンドウォークが見られるトレンド時です。

この時は2σに沿って更に上昇・下落が続くという動きになるので、ここの箇所での逆張りは最もリスクの高いエントリーの一つになっています。

エントリーしてはすぐにストップを狩られ・・・という状況になるでしょう。

逆張りの期待値を考慮すると、感覚的にチャレンジするのも悪くないようにも思えますが、決してそういうではありません。

何故なら、σ2に到達したら即逆走するわけではないからです。
σ2付近でのレートの動きの幾つかの例を挙げてみます。

2σ付近の挙動

 

  • 2σに到着後5pips以内の誤差で反発 (比較的稀なケース)
  • 2σを10pips程抜けてから反発
  • 2σまで伸びてから反発 (比較的稀なケース)
  • 2σに到達後、ローソク足数本のバンドウォーク後に反発
  • バンドウォークになりトレンドが形成され反発がない

上の値動きを前提に損切りを10pipsくらいに設定すれば、上のケースのうち、3つが損切りでポジションを失うケースになります。勝率としては曖昧ですが、3割~4割でしょうか。(全部のポイントでエントリーしたとして)

決して勝率が高いわけでもないのです。

スクイーズ状態からの逆張りはダメ

トレンド時にはボラティリティーが徐々に大きくなっていきますから、2σもエクスパンションという形で広がって行きます。

そうなると必然的に値幅のラインが大きくなるので、逆張りが可能だと思って仕掛けた箇所よりも更に深いレベルを考慮する必要があります。

つまり、この辺りから逆転するだろうと仕掛けた逆張りのポイントも、後で見ると実は浅かったという事になります。(早まって逆張りしたときにこう思うことありますよね)

エクスパンションになる時には、σ2が急な傾きになって広がるので、バンドのエクスパンションが終らないとボラティリティーの限界が分からないのですが、それはトレンドがどこで終るかという見極めと同じです。

結論から言うと、目安となる支持線・抵抗線が見える場合以外はトレンドがどこで終るかというのは誰にも予測できません。

エクスパンションになる箇所からの逆張りはタブーというのが当然最初の絞り込むケースとなりますが、要するに、既にスクイーズにある状態からレートがσ2に到達するようなケースでの逆張りはタブーと考えるべきでしょう。

より確率の高い逆張り

逆張りの究極的な理想は、最高値・最安値付近からの仕掛けです。
しかも買われすぎ・売られすぎだろうというレベルからのエントリーです。

これを良く理解していれば、逆張りに対するある一つの案が生まれてきます。

それは、より高値・安値の箇所からのエントリーを意識するという視点です。

中途半端な箇所から逆張りすると確率が低くなるのはむしろ当然ではないでしょうか?
ですから、1分足チャートでボリバンを使ってそのσ2から仕掛けてみようというのは愚かな行為です。1分足チャートで見る相場はあまりにも小さいからです。

そこから、5分足チャートでもボリバンのσ2をボラティリティーの限界として考える分にはまだまだ中途半端ではないかという推測もすぐに浮かんできます。

では15分足チャートならそのσ2はボラティリティーの限界を示す確率が高いのか、あるいは別の時間足チャートが適しているのかという問題まで発展しますが、経験上の結論から言うと、15分足チャートも実はまだまだ視野が狭いのです。

1時間足チャートからの逆張りが本番

では1時間足の2σ逆張りはどうでしょうか?

1時間足レベルになると、ボリバン2σは比較的意識されやすく反発しやすいです。ちょっと検証してみました。

検証項目

ユーロ・ドルの1時間足チャートにボリバン±2σを表示させる。パラメーターは21。

  • σのバンドに到達した最初のロウソクを見つける
  • この後に比較的連続的に上昇・下落があるかを確認する。

検証によって分かった良く見られる傾向

2σバンドに到達して尚も上昇・下落が続くなら大きなトレンドになっているのですが、その部分も大体予測が可能です。

過去1週間の最高値・最安値を見つけ、そのレベルで2~3回試された動きがあるかチェックしてみて下さい。
これはつまり、ダブルトップ・ダブルボトム抜けという形からトレンドになる展開と似ています。

同じレベルで数回反発しているなら、それを一旦抜けると大きな展開が待っています。

注意したいのが、そのレベルが1Hチャートの全体像のどの位置にあるかによっても状況が変わります。

およそで1週間分の相場を見て判断しますが、全体的に下の位置にある時にダブルトップが形成されたなら、このダブルトップは抜けやすくなっていて、その後の展開は比較的大きく上昇する傾向があります。

 尚、トレンドという一連のロウソクの動きは連続的に陽線・陰線が出ている状況なのですが、僅か4,5本だけではトレンドの定義を満たさないものと理解して下さい。
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