今回は複数のEMAを同時に表示するGMMAの使い方と考え方について詳しく解説していきます。

GMMAは違うパラメーターのEMAを12本表示します。
相場のトレンドの方向や強弱を読み取るのが非常に得意な指標で、世界中のトレーダーから利用されていますし、GMMAから派生した亜種的なインジケータも数多くあります。

トレンドの流れに沿ってトレードしたい!と思う人にお勧めします。

GMMAとは?

GMMAとは、12本のEMA(指数平滑移動平均線)を同時に表示する指標です。

オーストラリアの株式でトレードを行っていた、Daryl Guppy氏によって考案されました。

GMMAの強みは以下の5点が視覚的に分かりやすい挙げられます

  • 今現在のトレンド方向がわかる
  • トレンドの強さが分かる
  • レンジ相場が分かる
  • 押し目買いのポイントが分かる
  • トレンドの転換点が分かる

トレードにおいてとても重要なポイントがわかりやすいのがGMMAなのです。

GMMAの構成

GMMAを構成する12本のEMAは、短期EMA6本・長期EMA6本から成り立っています。


(水色のラインが短期EMA、赤色のラインが長期EMAとなっています)

短期EMAは細かい動きを捉え、長期EMAは大まかな動きを捉える事が出来ます。

それではまず初めに、短期EMA6本と長期EMAが具体的にどのくらいの期間で設定されているのか、合計12本のEMAの構成から見ていきましょう。

短期EMA

短期EMAは、3・5・8・10・12・15の6本から成り立っています。
後ほどご説明しますが、小さなパラメーターのEMAを1本や2本使うだけでは、EMA直近の動きに追従しすぎるため「騙し」にあう確率が高くなってしまいます。

しかし、上記の様に3・5・8・10・12・15期間、合計6本使うことによって、6本を一つの束として捉える事ができるため騙しにあう確率を下げる事ができるのです。

「短期EMAは短期的な値動きがどの様になっているかを確認する事ができる」というのがポイントです。

 短期EMAは、よく「投機筋の流れ」ともいわれます。

長期EMA

長期EMAは、30・35・40・45・50・60の6本から成り立っています。

長期EMAの場合は、短期EMAとは違い、大まかな相場の動きを確認するものになります。
具体的には買い・売りどちらの方向にトレンドが発生しているのか、または発生しているトレンドはどれ程の強さがあるのかを確認できます。

短期EMAはパラメーターが小さいため、どうしても短期的な動きばかりを反映することになりますが、長期EMAを組み合わせることで短期と長期の動きの両方が確認できるため、トレンドの有無、またはトレンドの強弱がわかるのです。

GMMAのトレンド確認&トレンド強弱判断

それではGMMAを使ったトレンド方向やトレンドの強弱の確認方法を解説していきます。

上昇トレンド

上のチャートが、「上昇トレンド」の際に見られるGMMAの動きです。
チャートを見るとすぐに分かるかと思いますが、長期EMAが支えとなって、短期EMAが上の方向に推移していますよね。

この様に、GMMAにおける上昇トレンドとは、短期EMAが長期EMAよりも上に推移している状態になります。とくに長期EMAが支えとなって推移している場合は、それなりに長く続いているトレンドと解釈できます。

また、GMMAが短期EMAに支えられて上昇している際は、かなりトレンドに勢いがあると言えます。
特に長期EMAと短期EMA間の距離が広がってきたら強いトレンドが出てきていますので、ブレイクアウトを狙うのも良いでしょう。

下降トレンド

上のチャートが、「下降トレンド」の際に見られるGMMAの動きです。
こちらは上昇トレンドとは逆で長期EMAが支えとなって、短期EMAが下の方向に推移しています。

この様に、「GMMAにおける下降トレンドとは、短期EMAが長期EMAよりも下に推移している状態になります。とくに長期EMAが支えとなって推移している場合は、それなりに長く続いているトレンドと解釈できます。

GMMAの大きな特徴として、視覚的にトレンドが分かりやすい点が挙げられます。

長くトレンドが続いていたら、GMMAがパラメーター順にそって綺麗に推移することになります。そのような状況下であれば、とりあえず押し目買いを狙う、という戦略を用いれば高勝率のトレードをすることが出来ます。

トレンドの逆転から発生の値動きについて

GMMAはトレンドの発生している相場を見つけるだけのインジケーターではありません。
トレンドの初動を見つける際にも有効なツールです。

ここでは基本的なGMMAでトレンドの始まりを見つける方法について解説します。

GMMAで捉えるトレンドの転換点

GMMAにおける「トレンドの始まり」とは以下のような状況になります。

チャート左側では下降トレンドとなっていますが、中ほどで底を打って反発しています。

底を打った後のGMMAを見ると、長期EMAも短期EMAも収縮していることが分かります。これがトレンド転換の示唆となります。

特に注目すべき点としては、長期EMAが下降トレンドによって膨らんだ後に、急速に収縮しているところです。この様な動きをした際、トレンドが転換する可能性があるということを覚えておいて下さい。

しかし、これだけではまだトレンドが逆転したとは言えません。
場合によっては再度下げていくこともあります。

では、何をもってトレンドが転換したと考えるべきなのでしょうか?

答えは、GMMAが収縮し、ローソク足がEMAを上抜けた後、再度長期EMAまで押して反発してきた時点です。
それまでレジスタンスとして機能していた長期EMAが、次はサポートとして機能した時点でトレンド反転とみなすのです。

GMMAで捉えるトレンドの継続

トレンド転換をうまく捉える事ができた場合、次に気になるがレンドが継続するのかどうか?です。

トレンド継続もやはり長期EMAを利用します。
トレンドが発生したことを確認後、再び長期EMAで反発してきた場合はトレンド継続と考えます。

トレンドの勢いがある場合、短期EMAばかりで反発していくトレンド相場もあります。
しかし、「長く続くトレンド」は、必ず長期EMAで反発を見せます。

明確なトレンドの中でトレンドフォローをしたい場合は、トレンド発生後、一度でも長期EMAで反発したことのあるかどうかを確認しましょう。

過去のチャートを分析して、ある程度信頼できそうなトレンド継続パターンを確認する事できれば、それらが発生した場合に「買い増し・売り増し」を行うといった使い方もできるかと思います。

GMMAで捉える”レンジ相場

最後に、持ち合い相場について説明します。

下のチャートをご覧ください。

長期EMAと短期EMAが短期間の間で何度もクロスしています。
また、短期EMAと長期EMAがパーフェクトオーダーになるとすぐにトレンドが転換してしまっています。

このようなチャートは完全にレンジです。
トレンドフォローをする場合、エントリーせずにじっと待つ時間となります。

特に右端になってくると、長期EMAと短期EMAが完全に横向きになり、しかも一致しています。
これは完全に手が出せる相場ではありません。

他の通貨ペアを選ぶ方が良いでしょう。

トレンドの発生を確認することは大事ですが、逆にトレンドが発生していない状態を確認することも等しく重要です。GMMAはトレンド相場を見つけるのが得意ですが、慣れてくればレンジ相場を見つけることも容易になるのです。

まとめ

以上GMMAの解説でした。
GMMAの利点について再度まとめます。

  • 今現在のトレンド方向がわかる
  • トレンドの強さが分かる
  • レンジ相場が分かる
  • 押し目買いのポイントが分かる
  • トレンドの転換点が分かる

GMMAはトレンドフォロー用の指標です。
そのため、上手に使いこなせれば、トレンド中の押し目買いや戻り売り、トレンドのブレイクアウトなどを効率よく狙うことが出来ます。

さらに相場の状況がよくわかりますので、相場環境を見るのにも適しています。

EMAを組み合わせただけのシンプルな指標ですが、絶妙なパラメーター設定によってGMMAは世界的な人気を得ています。

ぜひ使ってみましょう!

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