あなたは「ヒンデンブルグオーメン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これはテクニカル指標の一種で、ヒンデンブルグオーメンが点灯すると米国株式の価格が下落するとされています。

世界一の経済大国アメリカの株価が暴落すると言うことは、日本の証券取引市場や為替市場にも大きな影響を与えます。

本記事では、ヒンデンブルグオーメンの基礎知識やメカニズム、シグナルの点灯条件に付いて解説し、過去のシグナルを検証してその真価を見ていきたいと思います。

ヒンデンブルグオーメンとは

ヒンデンブルグオーメン(Hindenburg Omen)とは、盲目の数学者「ジム・ミーカ」が導き出したテクニカル指標です。

米国株式市場が4つの条件を満たすとシグナルが点灯し、それから30日以内に株価の下落が発生するとされています。

その的中率は高く、シグナル点灯から1カ月以内に80%の確率で株価が5%も下落します。
さらにパニック売りが発生する可能性が40%、市場がクラッシュする可能性が約25%とされています。

その的中率を支持するように、近年の米株式市場では、重大な株価暴落が発生した際、すべてにおいてヒンデンブルグオーメンが点灯しています。

ヒンデンブルグオーメンの名前自体は、1937年のヒンデンブルグ号爆発事故にちなんでつけられたもので、一種の呪いの手法的な扱いを受けています。

ヒンデンブルグオーメン点灯の条件

ヒンデンブルグオーメンは以下の4つの条件を満たすと点灯します。

  1. ニューヨーク証券取引所(NYSE)で52週高値更新銘柄数と52週安値更新銘柄数がともにその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上
  2. 52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない
  3. マクレランオシレーターの値がマイナス
  4. NYSEインデックスの値が50営業日前の値を上回る

それぞれの条件がシグナル点灯や株価の下落につながる理由やメカニズムを解説します。

ニューヨーク証券取引所で52週高値更新銘柄数と52週安値更新銘柄数がともにその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上

  • 52週高値更新銘柄は、ここ1年の最高値を更新した銘柄
  • 52週安値更新銘柄は、ここ1年の最安値を更新した銘柄

その日に値上がりした銘柄、値下がりした銘柄は非常に多くあります。

  • 値上がりした銘柄の中の2.2%以上が52週高値更新銘柄
  • 値下がりした銘柄の中の2.2%以上が52週安値更新銘柄

が揃ったらシグナル点灯の条件を満たしたことになります。

これは高値更新と安値更新の銘柄が混在し、相場が混とんとしている状態です。

52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない

52週高値更新銘柄数が多すぎると、それは単に相場がアゲアゲムードになっているだけです。

高値更新銘柄の安値更新銘柄の2倍以下ということは、それだけ勢いも下がっていることを示します。

マクレランオシレーターの値がマイナス

マクレランオシレーターとは、株式のトレンドを判断するために使われるインジケーターです。

値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差を並べ、2つの差から短期と長期のEMAを求め、この2つの移動平均の結果からトレンドを判断していきます。

マクレランオシレーターの結果がプラスなら上昇トレンド、マイナスなら下降トレンドになります。

NYSEインデックスの値が50営業日前の値を上回る

NYSEインデックスとは、ニューヨーク証券取引所に上場されているすべての普通株を対象としている調整時価総額加重平均指数です。

言ってみればニューヨーク証券取引所に上場している普通株の平均株価です。

NYSEインデックスの値が50営業日前の値を上回るということは、株価が上がっていることを意味します。
これだけでは株価が下落する根拠にはなり得ません。

単に相場が上昇トレンドになっていると解釈もできるでしょう。

しかし、他の点灯条件と組み合わせると、相場が過熱しすぎていると解釈することができます。

ヒンデンブルグオーメンが点灯してから30日間が株価の下落警戒期間となります。

ヒンデンブルグオーメンの検証

ここでは、直近のアラート点灯開始日とその後の値動きについて検証しています。

掲載しているチャートはS&P500です。
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場・登録している500銘柄を時価総額で加重平均して指数化したものです。

赤い縦線を引いた時がヒンデンブルグオーメンが点灯した所になります。

2023年

2023年は5月19日にヒンデンブルグオーメンが点灯しています。

点灯後、すぐに下げて行きました。

2022年

2022年は4回ほどヒンデンブルグオーメンが点灯しています。

  • 1月11日
  • 1月17日
  • 2月14日
  • 4月7日

2022年においては、点灯後にすべて大幅下落が発生しているのが分かります。

2021年

2021年は8回ほどヒンデンブルグオーメンが点灯しています。

  • 3月3日
  • 3月24日
  • 5月12日
  • 7月28日
  • 8月18日
  • 9月29日
  • 11月18日

2021年は少し外れたことが多い印象ですね。
すでに多少下げてきた時に点灯していて、少しサインが出るのが遅れています。

ヒンデンブルグオーメンを利用する際に注意すべきこと

ヒンデンブルグオーメン点灯後の注意点として以下の3つがあります。

  • 過度な期待に要注意
  • 点灯後にすぐに下げるわけでもない
  • FXで必ずしも役立つわけでは無い

それぞれ解説します。

過度な期待に要注意

ヒンデンブルグオーメンの的中率80%とされていますが、必ず下当たるわけではありません。

連続して外れることもあります。

あくまでも一つのサインとして捉えるべきでしょう。

点灯後にすぐに下げるわけでもない

ヒンデンブルグオーメンは、アラートが点灯してから30日間有効です。

過去の例を見ても、アラートが点灯した直後に下落しているケースもあれば、1週間以上時間が空いてから下げるケースもあります。

またアラートが点灯したタイミングですでに下落が始まっており、2日〜3日ほど経過すると上昇に転じるようなこともあります。

このように、ヒンデンブルグオーメン点灯後に結果的に下げるとしても、「どのタイミングで下落するか?」は予測できません。

株価が下落してもドル安になるとは限らない

ヒンデンブルグオーメンが点灯すると株価が下落する傾向にあるわけですが、これが必ずしもドル安につながるわけではありません。

株価はその国内の状況によって大きく変動しますが、FX市場は国と国の関係性が大きいです。

そのため、ドルの株価が下落しているからと言ってドル安になるわけではありません。
株価の過熱を防止するために、ドルの金利を上げた場合などは、逆にドル高になることもあります。

このようにヒンデンブルグオーメンを参考にする際は、ダウ平均、ナスダック、S&P500で取引されることをお勧めします。

まとめ

今回はヒンデンブルグオーメンについて解説しました。

ヒンデンブルグオーメンは年に数回点灯します。
必ず株価が暴落するわけではありませんが、全体を見ると当たる可能性が高いですので、トレードの参考になるかなと思います。

できればヒンデンブルグオーメン点灯後に、他のシグナルが点灯したら入る・・・など、複数の指標を組み合わせると、より勝率を上げられるでしょう。

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