FXを勉強する一つの方法として、
「勝っている人から学ぶのではなく負けている人から学ぶ」
というものがあります。
実は、トレードでは勝ち方は沢山あるのですが、負け方や負けている人には共通点が多いのです。
・・・ということは、負け組を研究して、それとは反対のことをやれば必然的に勝ち組になれる、少なくとも相場で大きな損失を出さないようになるのではないでしょうか?
今回はFXで勝てない人の共通点を考察します。
勝てる手法は沢山ある
ご存じかと思いますが、ネット上その他には有料無料含めて、それこそ数千というトレード手法があります。
きっとまだまだ未知なものはたくさんあるはずでしょう。
この中にはあまり使えないものも含まれていますが、上手く使えば利益がでるものもあるはずです。
そして、使うインジケーターは同じでも少し違った見方や独特な手法やアレンジによりいろんな可能性もあります。
このように考えると、勝っている人の手法についてはそのロジックを深く研究しない限りつかみ所が無い感じで、どの手法でもしっかりと使いこなせば一応使えるという見方も出てきます。
つまり、利益が出る手法は何か?という事については、一般的に知られている手法で十分だという見解です。
FXで勝てない人の共通点
これとは反対に、FXで負けた人、とくに大損した人には共通点が幾つかあります。
- ギャンブル的な投資をやっている
- コツコツと負けている
この2種類の負けトレーダーがいるわけですが、両者に共通したものがあります。
それは、勉強不足という致命的な原因です。
受験勉強なしで希望の大学に合格すれば、奇跡か運がよかっただけと捉えられるのが一般的でしょう。
FXについても、相場のことを良く知らないのに成功する場合についても同様な事が言えます。
全く勉強・研究なしで勝ち組になれるような甘い世界ではありませんね。
負け続けるのも勉強なしで受験を受けているようなものです。
あるいは、しっかりと勉強もせずに「とりあえず」という安易な考えで挑むような愚かな行為とも言えます。
負け分を取り返したいという思いから無茶なトレードを繰り返して大損を出してしまう、しかもそれでもチャレンジし続ける人もいます
メンタルも大事
負けた人にとって大事なのはやはりメンタル面でしょう。
真剣に負け分を取り返したいなら、その情熱でしっかり自分をコントロールする事です。
それは、デモトレードにもどって最初からやり直すという覚悟も必要かも知れません。勉強してからトレードすることを面倒くさがって無謀にもチャレンジするなら、むしろFXに真剣に取り組んでいるかどうかも怪しいものです。気軽な気持ちでやるなら確実に負けます。
その他の負ける要因
その他の負ける原因は
- 損切りができない
- 利益を欲張りすぎてポジションを長期保有してしまう
- 無茶なポジション取りをしてしまう
などがあります。
これらは、メンタルのコントロールができていないという理由にもつながりますが、手法自体の問題もありえます。
いずれにしてもやはり手法の研究不足というのが根底にあります。
そもそも初心者の多くは誰かの手法を真似てやるだけですので、細かい部分が分からない人が多いはずです。
そういった手法もロジックの解説なしでエントリーのやり方だけで説明が終わっているのが殆どです。
つまり、手法の表面をなぞっただけで手法について完全に理解しているものと勘違いして相場に挑んでは負けているわけです。
どんな手法であっても、しっかりと理解しなくては勝てません。
勝ちやすいパターン、時間帯、通貨ペア、時間足など、細かい事について検証して手法を磨いていかないと、輝き出さないのです。
負け組から学べることも多い
負けている人は概ね何らかの共通点がありますが、彼らの逆をやれば儲かるというのは案外一番分かりやすい勝ち方だと思います。
ほとんどの場合、負けている人はそれほど真面目にFXに取り組んでいません。
多くがギャンブル的な祈るだけのトレードをしていますし、多少真面目に取り組んでいる人であっても、手法について深く検証するレベルには至っていません。
つまり、負け組とは違うことをしようとする場合は、多くの時間と労力がかかる検証や練習を繰り返す必要があるわけですね。まぁ当たり前と言えば当たり前ですが、その他大勢の負け組から抜きんでるためにも、日々の検証は欠かせないと言えるでしょう。