本記事では、投資家心理ついてまとめます。
とても多いので分けて投稿しますが、あなたはいくつ知っていますか?

知っている=バイアスに引っ掛からないというわけではありませんが、過去の自分自身のトレードを思い出しながら読むと、「あぁ、これ経験あるなぁ」と印象に残るんじゃないかと思います。

物凄く多いので、気になるところから読んでもらっても大丈夫です。

アンカリング効果

アンカリング効果とは、最初に提示された価格や情報がその後の判断に影響を与える心理効果です。

良く知られた使われ方としてはテレビショッピングがあります。
まず高めの値段を提示して、「今見ている方限定で〇万円オフ」と言って値引きを演出することで、売り手としては元々売りたかった価格を「割安」に見せて販売することができます。

トレーディングでにおいても、例えばドル円が110円から一気に暴落して108円になっていたら「割安だ!買おう!」と思ってしまう事がアンカリング効果になります。

アンカリング効果によって最初に見た印象が後々になっても引きずるので、暴落しても押し目と思い込んでしまいがちです。

また、元の価格に戻りそうだと感じると、以前の暴騰を思い出すのもアンカリング効果の影響です。

更に言えば、相場の目立った高値や安値のラインに引くサポレジラインが機能するのも、トレーダーたちがアンカリング効果の影響を受けていることに他なりません。

バンドワゴン効果

バンドワゴン」とは楽隊車です。
「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味になります。

つまり、みんなが買っているから買う、みんなが売っているから売る、といったトレードをしてしまうのがバンドワゴン効果です。

現在で言えばツイッターなどのSNSを見て、他のトレーダーが買っていたら買う・・・といったトレードをやっている人はバンドワゴン効果にハマっていると言っていいでしょう。

相対的心理

投資をする時に、他の人は今の相場についてどう思っているのか?が気になる心理です。

人は、自分が決めなくてはいけない選択肢を相対的な基準で考える傾向があります。

なぜなら、絶対的な基準で考えるよりも、相対的に考えたほうが脳の負担が小さく、しかも楽で精度の高い結果を得られるからです。

例えば株の初心者は、自分で企業データを分析するよりも、「他の人がその銘柄についてどう考えているのか?」が気になって、掲示板を覗いて買うか買わないかを判断するわけです。

しかし、結果としては相対的判断を参考にしても投資成績には結びつきません。

なぜなら、「相対的判断=全員同じ方向を向いている=買いたい人は既に全員買ってる」という現実になってしまうからです。

人の不幸は蜜の味

掲示板やツイッターで他のトレーダーが損失を出しているのを見た時、「ニヤリ」としたことはありませんか?

また、気に入らないトレーダーを貶めようとしたことはありませんか?

人は、他人の不幸が大好きですし、自分の気に食わない人を失敗させようとすることすらあります。

しかもこの快楽を得るために、自分は全く金銭的な得をしない、もしくは不利益になるのにも関わらず、他人を貶めようとするのです。

掲示板やツイッターで揚げ足の取り合いはこの心理が関係しています。

確証バイアス

確証バイアスは、自分の都合の良い情報だけを汲み取ってしまう心理状態です。

1分足を見てドル円をロングしたけど、大きく下げて含み損が広がっている・・・。
そうだ、1時間足を見よう。⇒まだまだ上昇トレンド中だからホールド。1時間足でも下降トレンドに転換後

そうだ、日足を見よう。日足ならまだ上昇トレンド中だから・・・

こんな感じで現実を直視せずに自分に都合のいい情報だけを探っていくことが確証バイアスです。

投資においてはよくあることですね。

都合の良い情報だけを取捨選択せず、現実を見て取引していきましょう。

観察者バイアス

他人の悪い結果は「自業自得」、自分の悪い結果は「周りが悪い・運が悪かっただけ」と考える心理です。

簡単に言えば他人に厳しく自分に甘いことですね。

このバイアスがあると、どうしても自分のトレード結果に対して甘い判断をしてしまいがちです。より公平に、より客観的に自分を見る癖を付けましょう。

内集団バイアス

自分の所属する集団には優しくして、他の集団には差別的な態度を取る心理現象です。

かつて「ガチンコ」というテレビの中で「ガチンコファイトクラブ」という企画がありました。

この企画ではプロボクサーを育てることを目標に、不良を集めてボクシングを教えていた大人気シリーズです。

ガチンコファイトクラブでは1期生から5期生までがいましたが、それぞれ同期の人たちとは仲良くする一方で、期の違う人たちとは常に対立していました。

これも内集団バイアスです。

エリオット波動の信奉者に多いのですが、「エリオット波動こそ至高の手法で、それ以外は嘘の手法」といった感じで主張している人がいます。

こういった人の特徴は、知能指数が低い、自己評価が低い(自信がない)差別的発言が多い、確証バイアスが働きすぎるなどの特徴があります。エリオット波動を信奉する仲間内にはとても友好的ですが、それ以外のやり方をする人には上から目線に変わったりすることもあります。

社会的手抜き

イナゴ投資家の心理です。

自分は一切努力せず有名トレーダーのツイートに従ってトレードする

正にコレです。
影響力のある人に従ってトレードしておけば問題ないと信じて、自分は頭を使わずにトレードすることになります。

サンクコスト

「ここまで頑張ったのに今さらやめるのはもったいない!」という心理です。

例は沢山挙げられます

  • ナンピンを何度も入れたからこのポジションを損切りできない
  • 一生懸命検証して勝てないと分かったけど、それでも勝てそうな気がする
  • 長年勝てないのにも関わらず、それまでの手法や考え方を取り入れようとする

本当はもうやめてしまった方が効率が良いのに、それまでかけたコストが気になってやめられないのがサンクコストです。

少数の法則

無作為あるいは無意味な情報の中から、規則性や関連性を見出す知覚作用のことです。

人はランダムだったり全く規則性は無いのにも関わらず、何か規則性やパターンを見出そうとします。古代で言えば、夜空の中の星座。

そしてトレーダーは・・・チャートを使ったテクニカル指数です。

これに関しては、賛否両論あります。

私はテクニカル分析は値動きを定量化して統計を出す用途としては非常に使えると思いますが、エリオット波動のように後から何とでも言えるようなパターン分析は正に少数の法則だと思っています。

偽の合意効果

他の人も、自分と同じ考えだと思い込む心理です。

「周りも自分と同じように考えているはずだ」ということは、他人と自分の意見が違うのを嫌うという意味にもなります。

例えば、ちょっと反論されただけで、すごい怒る人。
ツイッターなんかでも多いですよね。

これは偽の合意効果の影響を受けやすい人なんですね。

代表性バイアス(ステレオタイプ)

簡単に言うとレッテル張りです。

血液型がO型だと聞いたら、「あなたは適当なのね」と決めつけて、その人が適当ではないエピソードが出てきたとしても、「あなたは適当」という考えが頭から離れない現象です。

私は代表性バイアスの影響は非常に強いと考えています。

例えばマイケルジャクソン。
キングオブポップの晩年は、子どもの虐待などのスキャンダルに見舞われました。
しかし、それらは全て出鱈目だったことが証明されて、彼の死後、評価が再度高まっている現在であっても、スキャンダルのことを信じている人が多いのも代表性バイアスの一つです。

人間の脳は、自動的に分類を行っているそうです。

こうやって型にはめることで面倒な判断を減らせるメリットがあるのですが、一度型にはめるとそこから抜け出せないデメリットもあります。

例えばポンド円は悪魔の通貨でボラがとても大きい!という代表性バイアスがあるひとは、ポンド円でトレードするのが怖いと感じます。(そんなことは10年も前の話なのですが・・・)

自己奉仕バイアス

  • 相場で利益が出た場合⇒相場で勝てたのは100%俺様の実力!
  • 相場で損失となった場合⇒俺が負けたのは相場が悪い、手法が悪い!

これが自己奉仕バイアスです。簡単に言えば自分に甘い考えをすることです。

どんなトレーダーも自己奉仕バイアスになって調子が良い時に自分を持ち上げ過ぎた経験があるんじゃないかと思います。

しかし、トレードの勝ち負けは運の要素も強いです。
買っても調子に乗らず、負けても相場や手法のせいにせず、冷静に分析する癖を付けましょう。

保有効果

自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる心理現象です。

例えば、どんなにボロボロな物であっても、新品の時から10年20年と愛用していたら愛着が湧くはずです。

そのボロボロと新品を交換してあげると言われても、断る人が多いのではないでしょうか?

長い間、同じ時を過ごしたものは、ボロボロで他人から見れば無価値であったとしても、本人からすれば新品よりも価値があるように感じるのです。

これを、保有効果と言います。

FXで言えば、含み損のポジションを長く持ち続けると、なぜか愛着がわいて、尚更損切りできない状況が保有効果で説明できます。

損失回避

人間は利益を得た時よりも損失を出した時の精神的な影響が大きく、できるだけ損失を避けたいと考える心理です。
例1
A:100万円がもえらえる
B:50%の確率で200万円がもらえる

この質問をすると、多くがAを選びました。
期待値は同じですが、お金がもらえないことを考えると、確実にもらえる方を選択するのです。

例2
A:100万円の借金を50万円にまで減らしてもらえる
B:100万円の借金を0にしてもらえる

この質問では、多くがBを選びました。
人は損失を避けたいとというお心理がリスクを選考する大きな要因となるのです。

FXで例えると、含み損になっているのにも関わらず、無謀にナンピンして取得単価を下げようとしてしまったり、損を出した後に過剰にレバレッジを掛けて投資してしまうという心理になります。

損している時こそ、リスクを考えなければいけませんね。

ハロー効果

顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての目が届かず、本当とは違った評価をすることです。

例えば相場について良い情報が出てくると、その部分だけが強調されて極端によく動くことがあります。よく考えればデメリットもあるはずなんですが・・・。

他にもポンドはボラティリティが高いという特徴に引きずられて、時には低ボラがあるのにも関わらず大きなブレイクを狙ってしまうのもハロー効果の一つです。

プロスペクト理論

同じ金額のお金でも、貰うよりも失うほうが大きく感じる心理状態の事をプロスペクト理論といいます。

例えば10万円の利益を得た時の喜びよりも、10万円の損失を出した時の辛さの方が強いですよね。

また、損失分を取り戻そうと躍起になる心理のもプロスペクト理論の一つです。

プロスペクト理論については以下の記事が参考になります。

プロスペクト理論を克服してFXの勝ち組になろう!

後知恵バイアス

実際に物事が起きてしまった後に、それは事前に予測可能だったと考えてしまう心理現象です。
「俺、そうなると思ってたんだよね」
これが口癖の人、周りにいませんか?

終わってからなら、何とでも言えるというヤツです。

過去のチャートを見ていると、「ここで買っていたら爆益だったのに・・・」と思えるところが必ず見つかって、「なんでここで入らなかったんだろう?」と思う事すらあります。

これが後知恵バイアスです。
リアルタイムで見ていたら当然分からない将来の動きであっても、チャートが出来上がった後に見たら、事前に上げるポイントが分かっていたような感覚に陥るんですよね。

後知恵バイアスの影響を受けやすいのがエリオット波動です。
エリオット波動を解説する人たちのほとんどが過去の出来上がったチャートを出して「ほらこの通りでしょう?」と説明します。注意しましょう。

根本的な帰属の誤り

人は物事を種類によってカテゴリー化してそれを重視し、その時の状況などを軽視して判断する傾向のことです。

例えば「字が綺麗な人はきちんとしている」「A型はしっかりとしている」と考えるヤツです。

テクニカル分析で言えば、「ダブルトップはネックラインを割ったら必ず下げる」といった考えですね。その時の状況によって確率は変わりますので、決めつけは良くありません。

単純接触効果

どんな人やモノであっても繰り返し接すると好意度や印象が高まるという心理効果です。

例えばテレビタレント。
毎日毎日見ていたら、最初は好みでなかった人もかわいく見えてくる・・・というヤツです。

他にもセールスマンが断られても何度も来るのは単純接触効果を狙っているからです。女性に何度もアタックするほど付き合える確率が上がるのも単純接触効果です。

FXで言えば、いつも取引している通貨ペアに一番愛着を感じる心理です。

いつも取引する通貨ペアを持つのは良いことですが、時には他の通貨ペアで良いチャンスが来て、せっかくの収益の機会を逃していることもあります。

バーナム効果

誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまることだと捉えてしまう心理現象です。

バーナム効果で有名なのは血液型診断です。
人は几帳面な一面も適当な一面も持ち合わせていますが、自分がA型なら「几帳面」と信じてしまうような現象です。

テクニカル分析でもバーナム効果は存在し、「陰の包みだから売り」と安直に判断することです。これが出たからと言って売りシグナルにはなりません。過去のチャートを見れば、陰の包みであっても上げることは良くあります。

確率的には買いシグナルとしては弱いのですが、陰の包みは売りと信じてしまっているのがバーナム効果です。

どの程度の確率なのかというのを理解することです。数字で理解すればバーナム効果で曖昧な状況なのに勘違いすることが無くなります。

希望的観測

上げてほしいなぁ・・・・と思ってロングするのが希望的観測です。

いわゆる妄想です。

FXやっていると良くありますね。
特に負けが続いて感情が優先してしまうほどに追い詰められていると、希望的観測が多くなってしまいます。

また、チャートをじぃっと見続けていると何だか当てれそうに思えるのが希望的観測です。

社会的証明

集団の中で自分の意見を支持してくれる人がいないと不安を感じて自分の意見を取り下げる一方で、他人が支持してくれると非常に強い自信を持つことです。

自分のポジションが含み損になっている時にツイッターや掲示板で同じポジションを持っている人を探して、その人が強気な発言をしていたら「自分のポジションは大丈夫だ!」と思って損切りをしないことですね。

他の情報を参考にしていなければ損切りできたはずなのに、社会的証明によって自分のポジションを正当化したせいで損失が膨らむことにならないように注意してください。

ミルグラム効果

何も考えずに「権威のある人」の命令に従う心理効果です。

Twitterなどで有名な億トレーダーが、○○は上がる!と呟いているのを見たら、すぐにエントリーするのがミルグラム効果の一つです。

有名億トレーダーさんがこの株は上がる!などと呟いているのを見ると、どんな人でも気になって調べてしまいますよね。

これは、無意識のうちに権威への服従をしている事になります。この権威への服従が悪化してしまうと、盲目的になりこの人が言っている事は全部本当なんだ!というような心理状態になり通称「信者」が出来上がりますwほとんど宗教と同じなので気をつけましょう。

YouTubeやツイッターで過剰に自分の成果を誇示している人には気をつけましょう。

見てしまうと、自分の投資判断が揺らぐ可能性があります。
それほど、「権威への服従という心理」は強烈な心理です。

カリギュラ効果

禁止されていることに興味を持ち、ダメだと分かっていながらやってしまうのがカリギュラ効果です。

FXで儲けたくない人はこの動画を見ないでください!

といったタイトルにすると、ついつい見たくなる心理です。

トレーダーがルールを守れない心理は「カリギュラ効果」が影響しています。

多方面でルールは守りましょう!や投資ルールを破ってはいけません!というように投資において投資ルールを守るというのが投資で勝つ大原則のように言われています。言ってることは間違いないのですが、人間はロボットではないので、そう簡単にルールを守ることはできません。

輪をかけるように「カリギュラ効果」が魔の手を差し伸べてきてしまいます。

「ルールを破ってはいけない」「ここで入ったらいけない」と思うと、逆にルールを破ってしまいたくなるのです。俗に言う悪魔のささやきですね。

心理的リアクタンス

自分で自分の行動を決めたいと思う心理です。
他人から自分の行動を強制されると手を抜いたり反発することも心理的リアクタンスです。

トレーダーにとって最重要と思われるのがルールを守るという事だと思いますが、このルールを守る行為は自分の行動や選択を自分自身で奪っている事になるので、無意識的に反発的な行動をとってしまうという事になります。

ルールを無視してるとわかってるのに「今回だけは儲かりそうだだからルール無視してもいいや」などという心理に繋がります。

自己欺瞞

自己欺瞞(じこぎまん)とは自分自身をだますことです。
自分で間違っていることを理解していながらも、それを正当化している状態です。

トレーダーによくある心理状態です。

ほとんどの場合、これから上げると思うからロングします。
しかし、自分の思惑とは反対にレートが下がってきています。

人は価格が下がってるという現実を無視して、これから上げる理由を探し始めます。上位足は○○だから、このインジケーターでは買いになっているから・・・などなど。

このような心理状態を自己欺瞞といい、トレーダーにとって大敵になります。

自分の思惑と反対に動くというのは、自分が間違えているから反対に動いているわけです。
だから買う前のイメージと違う動きをした瞬間に売らなければ損失が大きくなりすぎてしまい、復活するのに時間がかかりすぎてしまいます。

ほとんどのトレーダーがが負ける原因はこれです。

悲観主義と楽観主義-ペシミズムとオプティミズム

「テーブルの上にあるウイスキーのボトルを見て、『もう半分しか残っていない』と嘆くのが悲観主義者。
『まだ半分も残っている』と喜ぶのが楽観主義者である」

ジョージ・バーナード・ショー

私はかつて、トレード中の自分の心理の変化や移り変わりを知るために、思ったことを全て書き出していた時期があります。

  • ヤバイ下がった!
  • やった!あがった!
  • もっと下がるかもしれない
  • 予想があたった!
  • ここが底値のはずだ!
  • まだまだ上がる!
  • 損切りが連続。クソが!
  • 含み損が辛い
  • 含み益が増えて嬉しい
  • ロングを見送ったのに上げてしまった。
  • エントリーしなければよかった
  • 今日はマイナスだ。イライラする

などなど。

その時の状況によって楽観的に傾いている時もあれば、逆に無駄に悲観的になっていることもあります。

良いトレードをするには、「数字だけ」の判断で投資するようにしましょう。

ここまでいったら利食い、ココを割ったら損切り、ここの価格まで行ったら買いポジションをいくつ持つなどです。
出来るだけ無で投資しましょう。

感情ではなく数字だけで判断する癖は大事です。

生存者バイアス

生存者バイアスとは、成功者がこれまでやってきた目線で成功体験を語ることです。

例えば昔ながらの体育会系の中で育ってプロ野球選手になった人が、自分も体罰を受けてきたこともあって体罰を肯定するような発言をするのも一つの生存者バイアスです。

他にも、ワタミの創業者の名言である「無理というのはですね、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんですよ」。これも生存者バイアスです。

トレードについても同じです。
ほんの少しの期間だけまぐれで勝てたトレーダーが、「エリオット波動じゃないと勝てない」と主張したりしている現実があります。

これを見て、他のトレーダーが「そうなのか・・・」と信じると、本当は勝てない手法であっても勝てる手法を信用されるようになり、結果として負け組トレーダーを量産することになるのです。

情報バイアス

情報が多ければ多いほど適切な判断ができる!と思ってしまうことです。

投資家は多くの情報を得ようと必死になって情報を集めようとしてしまいます。

多くの情報を集めることは、安心材料を集めるという意味合いだけで、それが正確に判断できる情報源にはなりえないなのです。

逆に悪影響を及ぼす結果になる可能性もあります。

例えば沢山のインジケーターを使えば相場を示すテクニカルの情報は増えます。
しかし、情報が多すぎるがゆえに迷いが生じ、結果的に正しい判断が難しくなるのです。

利用可用性ヒューリスティック

利用可能性ヒューリスティックとは、頭に残っている取り出しやすい記憶情報から優先的に頼る心理です。
例えばドラッグストアにいった時のことをイメージしてください。
あなたは頭痛がしているので、頭痛薬を探しています。

しかし、ドラッグストアには多くの頭痛薬があってどれが良いのか分かりません。

その時、テレビCMで見たことがある頭痛薬を見つけました。

その頭痛薬の効果がどれほどなのか、有効成分は分からなくても、きっとあなたはその頭痛薬を買う事でしょう。

このように、人間は判断をするとき自分の記憶に残っている情報を優先して頼る傾向があります。テレビの広告などは何度も何度も商品名を読んだり商品を紹介することで視聴者の記憶に留めて、商品を購入する時のトリガーとして機能させているのです。

トレードではこの利用可能性ヒューリスティックを上手く使う方法があります。

それは、似たような勝ちパターンを徹底的に頭に入れて覚えるのです。

「これからどのような動きをするのか?」ではなく、「過去にどのような動きをした時にどうのように動いたのか?」というのを研究して頭に何度も叩き込む必要があります。

これにより、パッと見ただけで良いエントリーポイントが分かるようになります。

勉強と同じで反復勉強がいい成績に繋がります。

正常性バイアス

人が予期しない事態に遭遇した時に物事を正常の範囲だと自動的に認識しようとする心理です。

レバレッジの掛けすぎは危険と言われていますが、正常性バイアスが関係しています。

レバレッジを掛けすぎると、ちょっとした変動で、それまでと比べて損益が変動してしまいます。

しかし、損益の変動が起こるたびに反応していると精神的に疲れてしまうので、人間にはそのようなストレスを回避するために心の平安を守る作用が備わっています。

大きく逆方向に動いた時であっても、脳が勝手に大丈夫と判断してしまうので、損切りが遅れてしまったり、手仕舞うところで手仕舞えなかったり、利益が無限に伸びていくと錯覚したりして正常に動けなくなるのです。

レバレッジを掛けないほうが良いと言われる理由はこういうところにあります。

自我消耗

自我消耗とは、一つのことで我慢などをしてストレスを貯めると、他のことで自制心が効かなくなることを言います。

例えばやりたくもない残業をした後に、沢山食べてしまったり、イライラして自制が効きにくくなることです。

人は何かのストレスを与えられると、自制心を消耗します。
自制心には限りがあり、消耗しすぎると、他のことにも自制が効かなくなるのです。

トレーダーにとって最大のストレスは、損失を抱えるときですね。

ポジポジ病という損失した時に何度も入り直して損失を重ねてしまう現象があります。

これは、自我の消耗が関係しています。

自制心がなくなり意志力の低下、認知力の低下によって普段なら絶対入らないような所で売買してしまい結果的に損失を抱えてしまうのです。

トレーダーにおいて相場から離れるというのは、ストレスからの開放であり「チャートを気にしない状態」になっていなければ本来の自分の投資力を回復できていないと言えます。

投資力を回復できていない状態で相場に挑んでも、勝てる可能性は低くなります。

人間の脳みそや心は万能でもなければロボットのように毎回同じようには動きません。

相場は一回一回が勝負になります。

完全な状態でトレードできなければ小さな損失を多数出すことになります。
投資家にとっていちばん重要なのは体調管理と言うことを覚えておきましょう。

信念バイアス

自分が信じている以外の情報を無視したり、自分の信じている情報だけを探すことです。
  • 絶対上がると思い込んでしまうと、下がる兆候が見えなくなる
  • 含み損が増えてはいるけど、それでも上げる情報ばかりを探している

トレーダーによくある話ですね。

これを防ぐには、時間を空けて相場との距離を取るしかありません。
ポジションをリセットして、相場のことを忘れるようにしましょう。

相場のことが気にならなくなった時、相場を冷静に見つめられるはずです。

とある作家さんは、一度書いた原稿を寝かすそうです。
何ヶ月も見ないで、完全に原稿の事を忘れるまで見ないそうです。

そして忘れた頃に原稿を読み直すと、良いところと悪いところがハッキリわかりより良い原稿に仕上がると言います。

この事例も信念バイアスが関係しています。
自分で書いたものは、客観的に判断するよりも良いものと勝手に判断するからです。

相場においても、忘れた状態にして挑むといい結果が生む可能性が高まります。

モラル正当化効果

とあることで良い行いをした人が、「さっき良いことしたし、ちょっとくらい・・・」と全く違うことで悪いことやルール破りを行うことです。

トレードルールを守る習慣が出来ていないトレーダーは、さっきまでルールを守っていたのにも関わらず、突然ルールを無視することがよくあります。

これは、モラル正当化効果によるものです。

人間は、ルールを守るという行為に反する行為をしたくなる生き物です。

「さっきはしっかりとルールを守れたし、今回だけ・・・」
これが破滅への道となるのです。

モラル正当化を防ぐには、何度もルール違反による損失を経験するしかありません。

損失を続けていけば、徐々にルール違反の回数は減っていくはずです。

車の運転を例に挙げましょう。

免許取り立ての頃は、安全運転を心がけます。
しかし、慣れてくると次第に運転は荒くなってきますよね。

そんな時、たまたま荒い運転が警察に見つかり違反金を取られます。
それが何度か続くと、普通なら徐々に運転が上手くなり、違反も少なくなります。

トレードでも同じことが言えます。

トレードルールを構築できた次の段階は、トレードルールの習慣化が必要になります。しかし、何度もルール無視による大損失を生んだ経験がなければ、習慣化は難しいのです。

ルールを無視してしまった自分を責めなければ一生習慣化なんてできないので、ルール無視を悔めない人はトレードルールの習慣化は無理です。

なので、ルール無視をやってしまった場合には、「なんでルール無視してしまったんだ!」と大いに自分を責めましょう。責めた分だけ、自分の習慣化につながります。

コントロール幻想バイアス

自分がコントロールできないことであっても、自分が制御できる・影響を与えられると思い込むことです。

エントリーしたら利食いと損切りの注文を入れて、あとは放置するだけ。
というルールがあったとします。

このルールなら、ポジション保有中は一切チャートを見る必要なんて無いのですが、実際にはチャートをガン見して含み損益の増減に一喜一憂する人がいかに多いことか・・・・。

ポジションを持った後の、いくらチャートを見ても相場は自分にとって有利に動きません。

それにもかかわらず、チャートを見てしまうのがコントロール幻想バイアスです。自分がチャートを見ることで、ポジションが良い方向に進むと頭のどこかで考えているのです。

他のコントロール幻想バイアスとしては、「今回のエントリーは絶対に勝てる!」と信じてエントリーしたりすることも挙げられます。

自分がポジションを取った後、相場を動かすのは自分ではなく他の市場参加者です。
それにもかかわらず、自分の判断で相場が動かせる・・・と考えるのもコントロール幻想バイアスなんですね。

保有効果

自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる心理現象です。

例えば、どんなにボロボロな物であっても、新品の時から10年20年と愛用していたら愛着が湧くはずです。

そのボロボロと新品を交換してあげると言われても、断る人が多いのではないでしょうか?

長い間、同じ時を過ごしたものは、ボロボロで他人から見れば無価値であったとしても、本人からすれば新品よりも価値があるように感じるのです。

これを、保有効果と言います。

FXで言えば、含み損のポジションを長く持ち続けると、なぜか愛着がわいて、尚更損切りできない状況が保有効果で説明できます。

損失回避

人間は利益を得た時よりも損失を出した時の精神的な影響が大きく、できるだけ損失を避けたいと考える心理です。
例1
A:100万円がもえらえる
B:50%の確率で200万円がもらえる

この質問をすると、多くがAを選びました。
期待値は同じですが、お金がもらえないことを考えると、確実にもらえる方を選択するのです。

例2
A:100万円の借金を50万円にまで減らしてもらえる
B:100万円の借金を0にしてもらえる

この質問では、多くがBを選びました。
人は損失を避けたいとというお心理がリスクを選考する大きな要因となるのです。

FXで例えると、含み損になっているのにも関わらず、無謀にナンピンして取得単価を下げようとしてしまったり、損を出した後に過剰にレバレッジを掛けて投資してしまうという心理になります。

損している時こそ、リスクを考えなければいけませんね。

ハロー効果

顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての目が届かず、本当とは違った評価をすることです。

例えば相場について良い情報が出てくると、その部分だけが強調されて極端によく動くことがあります。よく考えればデメリットもあるはずなんですが・・・。

他にもポンドはボラティリティが高いという特徴に引きずられて、時には低ボラがあるのにも関わらず大きなブレイクを狙ってしまうのもハロー効果の一つです。

プロスペクト理論

同じ金額のお金でも、貰うよりも失うほうが大きく感じる心理状態の事をプロスペクト理論といいます。

例えば10万円の利益を得た時の喜びよりも、10万円の損失を出した時の辛さの方が強いですよね。

また、損失分を取り戻そうと躍起になる心理のもプロスペクト理論の一つです。

プロスペクト理論については以下の記事が参考になります。

プロスペクト理論を克服してFXの勝ち組になろう!

後知恵バイアス

実際に物事が起きてしまった後に、それは事前に予測可能だったと考えてしまう心理現象です。
「俺、そうなると思ってたんだよね」
これが口癖の人、周りにいませんか?

終わってからなら、何とでも言えるというヤツです。

過去のチャートを見ていると、「ここで買っていたら爆益だったのに・・・」と思えるところが必ず見つかって、「なんでここで入らなかったんだろう?」と思う事すらあります。

これが後知恵バイアスです。
リアルタイムで見ていたら当然分からない将来の動きであっても、チャートが出来上がった後に見たら、事前に上げるポイントが分かっていたような感覚に陥るんですよね。

後知恵バイアスの影響を受けやすいのがエリオット波動です。
エリオット波動を解説する人たちのほとんどが過去の出来上がったチャートを出して「ほらこの通りでしょう?」と説明します。注意しましょう。

根本的な帰属の誤り

人は物事を種類によってカテゴリー化してそれを重視し、その時の状況などを軽視して判断する傾向のことです。

例えば「字が綺麗な人はきちんとしている」「A型はしっかりとしている」と考えるヤツです。

テクニカル分析で言えば、「ダブルトップはネックラインを割ったら必ず下げる」といった考えですね。その時の状況によって確率は変わりますので、決めつけは良くありません。

単純接触効果

どんな人やモノであっても繰り返し接すると好意度や印象が高まるという心理効果です。

例えばテレビタレント。
毎日毎日見ていたら、最初は好みでなかった人もかわいく見えてくる・・・というヤツです。

他にもセールスマンが断られても何度も来るのは単純接触効果を狙っているからです。女性に何度もアタックするほど付き合える確率が上がるのも単純接触効果です。

FXで言えば、いつも取引している通貨ペアに一番愛着を感じる心理です。

いつも取引する通貨ペアを持つのは良いことですが、時には他の通貨ペアで良いチャンスが来て、せっかくの収益の機会を逃していることもあります。

バーナム効果

誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまることだと捉えてしまう心理現象です。

バーナム効果で有名なのは血液型診断です。
人は几帳面な一面も適当な一面も持ち合わせていますが、自分がA型なら「几帳面」と信じてしまうような現象です。

テクニカル分析でもバーナム効果は存在し、「陰の包みだから売り」と安直に判断することです。これが出たからと言って売りシグナルにはなりません。過去のチャートを見れば、陰の包みであっても上げることは良くあります。

確率的には買いシグナルとしては弱いのですが、陰の包みは売りと信じてしまっているのがバーナム効果です。

どの程度の確率なのかというのを理解することです。数字で理解すればバーナム効果で曖昧な状況なのに勘違いすることが無くなります。

希望的観測

上げてほしいなぁ・・・・と思ってロングするのが希望的観測です。

いわゆる妄想です。

FXやっていると良くありますね。
特に負けが続いて感情が優先してしまうほどに追い詰められていると、希望的観測が多くなってしまいます。

また、チャートをじぃっと見続けていると何だか当てれそうに思えるのが希望的観測です。

社会的証明

集団の中で自分の意見を支持してくれる人がいないと不安を感じて自分の意見を取り下げる一方で、他人が支持してくれると非常に強い自信を持つことです。

自分のポジションが含み損になっている時にツイッターや掲示板で同じポジションを持っている人を探して、その人が強気な発言をしていたら「自分のポジションは大丈夫だ!」と思って損切りをしないことですね。

他の情報を参考にしていなければ損切りできたはずなのに、社会的証明によって自分のポジションを正当化したせいで損失が膨らむことにならないように注意してください。

ミルグラム効果

何も考えずに「権威のある人」の命令に従う心理効果です。

Twitterなどで有名な億トレーダーが、○○は上がる!と呟いているのを見たら、すぐにエントリーするのがミルグラム効果の一つです。

有名億トレーダーさんがこの株は上がる!などと呟いているのを見ると、どんな人でも気になって調べてしまいますよね。

これは、無意識のうちに権威への服従をしている事になります。この権威への服従が悪化してしまうと、盲目的になりこの人が言っている事は全部本当なんだ!というような心理状態になり通称「信者」が出来上がりますwほとんど宗教と同じなので気をつけましょう。

YouTubeやツイッターで過剰に自分の成果を誇示している人には気をつけましょう。

見てしまうと、自分の投資判断が揺らぐ可能性があります。
それほど、「権威への服従という心理」は強烈な心理です。

カリギュラ効果

禁止されていることに興味を持ち、ダメだと分かっていながらやってしまうのがカリギュラ効果です。

FXで儲けたくない人はこの動画を見ないでください!

といったタイトルにすると、ついつい見たくなる心理です。

トレーダーがルールを守れない心理は「カリギュラ効果」が影響しています。

多方面でルールは守りましょう!や投資ルールを破ってはいけません!というように投資において投資ルールを守るというのが投資で勝つ大原則のように言われています。言ってることは間違いないのですが、人間はロボットではないので、そう簡単にルールを守ることはできません。

輪をかけるように「カリギュラ効果」が魔の手を差し伸べてきてしまいます。

「ルールを破ってはいけない」「ここで入ったらいけない」と思うと、逆にルールを破ってしまいたくなるのです。俗に言う悪魔のささやきですね。

心理的リアクタンス

自分で自分の行動を決めたいと思う心理です。
他人から自分の行動を強制されると手を抜いたり反発することも心理的リアクタンスです。

トレーダーにとって最重要と思われるのがルールを守るという事だと思いますが、このルールを守る行為は自分の行動や選択を自分自身で奪っている事になるので、無意識的に反発的な行動をとってしまうという事になります。

ルールを無視してるとわかってるのに「今回だけは儲かりそうだだからルール無視してもいいや」などという心理に繋がります。

自己欺瞞

自己欺瞞(じこぎまん)とは自分自身をだますことです。
自分で間違っていることを理解していながらも、それを正当化している状態です。

トレーダーによくある心理状態です。

ほとんどの場合、これから上げると思うからロングします。
しかし、自分の思惑とは反対にレートが下がってきています。

人は価格が下がってるという現実を無視して、これから上げる理由を探し始めます。上位足は○○だから、このインジケーターでは買いになっているから・・・などなど。

このような心理状態を自己欺瞞といい、トレーダーにとって大敵になります。

自分の思惑と反対に動くというのは、自分が間違えているから反対に動いているわけです。
だから買う前のイメージと違う動きをした瞬間に売らなければ損失が大きくなりすぎてしまい、復活するのに時間がかかりすぎてしまいます。

ほとんどのトレーダーがが負ける原因はこれです。

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