行動ファイナンス理論、というものをご存じでしょうか?

行動ファイナンス理論とは、人間の心理状態や精神状態に注目して、人間の非合理性とそれにまつわる経済に関わる理論になります。

旧来の経済学では、リスクを勘案しながらリターンの最大化を合理的に図って行動する「経済人(ホモ・エコノミクス)」を前提としていました。そのため、今までの結論では、「金融市場は効率的。市場価格は常にファンダメンタルズバリューに等しい」ということになっていました。

しかし、行動ファイナンス理論は、出発点を必ずしも収益最大化に向けた合理的行動をとるとは限らない「普通の人間」を前提としています。よって、「金融市場は常に効率的とは限らない。市場価格は常にファンダメンタルズバリューに等しいとは限らない」という結論になっています。

以前までは経済学者の間では「市場の動きが効率的、ランダムウォーク」と言われていましたが、それが覆されているのです。市場をリアルに見続けてきたトレーダー側の「ランダムウォーク理論なんて嘘!」という意見の方が正しかったのです。

この行動ファイナンス理論を知れば、自分自身だけでなく他のトレーダーの動きや考えも読み取りやすくなることでしょう。

それでは、行動ファイナンス理論の一部をご紹介します。

 ちなみに、あのアメリカのウォーレン・バフェット氏も「行動ファイナンス理論」の信望者で、その理論に基づき、自己コントロールを行い、4兆円まで資産を増やしたという逸話つきです。

保守性バイアス

行動ファイナンス理論では「保守性バイアス」という理論があり、次のような質問があります。

<質問>トルコの人口に関する質問2つ、順番に答えてください。
(1)トルコの人口は3000万人以上であるか?
(2)では、トルコの人口は何人か?

これは、(2)の答えは、(1)の答えにしばられて考えるということを示しています。
あなたもトルコの人口が3000万人をベースに2の答えを考えたのではないでしょうか?

その他の例
  • 高い利益成長が続いて「優良企業」と思い込んだ企業について、悪いニュースが出た場合、アナリストは往々にして「業績は下方修正しますが強気のレーティングを継続します」などと言う。
  • 好業績が継続した後に業績が伸び悩む銘柄について、投資家の評価は一気に下落するのではなく、緩慢に下落する。

FXでの応用

たとえ、過去データで似たような値動きがあったとしても、その情報に縛られてはいけない。

また、有名トレーダーや情報誌の情報に対しても、同様に縛られてはならない。

人間は誰でもこの「保守性バイアス」があることを知って、あくまでも、冷静に、自分のトレードを継続していくことが必要である

代表性バイアス

代表性バイアスの中には次のような質問があります。

<質問>コインを6回投げた時、
(1) 「表表表表表表」となる確率
(2) 「表裏表裏裏表」となる確率
とでは、どちらが小さいと思われるでしょうか?

実は、正解はどちらも1/31の確率で同じです。1の方を選んだのではないでしょうか?

しかし、行動ファイナンス理論には『人間は、実はランダムな出来事の系列を見た時に、その系列がたとえ短いものであっても、何らかの「パターン」(ないしは実際にはありもしない「本質的特徴」)を見出したと考える。』という理論があり、これを「代表性バイアス」と呼んでいます。

その他の例
  • 飛行機事故が続くと飛行機に乗りたくないと感じる。
  • 高い利益成長が続いた企業を「優良企業」と思い込む。

FXでの応用

何回連続で「陰線」が出ようが、何回連続で「陽線」が出ようが、次の確率は50%なのだから、常に冷静に、トレード技法に基づき、ポジションを持つことが大切。

損失回避バイアス


「損失回避バイアス」の中には以下のような質問があります。

<質問>両方持っている場合、あなたなら、どちらの株を売りますか?
(1)800円で買って現在1000円の株。レーティングはC。
(2)1200円で買って現在1000円の株。レーティングはD。

ほとんどの場合、(1)を選ぶが、絶対に(2)を選びません。
その結果、どんどん傷口が深くなり、(1)の利益以上に損失が大きくなり、結果的に損することになります。

これに対しては次の証言があります。

<証言>
「多くの顧客は損を出している時には株を売らない。彼らは自分の投資で利益を出すという希望を捨てたくないか、おそらくはとにかく損を回避してイーブンになってから売却したいと思っているのである。この「とにかくイーブン」症候群が、彼らのポートフォリオに与えるダメージには計り知れないものがある。」

このような人間の行動を「損失回避バイアス」と言います。
つまり、損をしている時には、決済をしないということです。

FXでの応用

損をした時は、その「損の事実」を受け入れて認めて即決済する。
そのためには、事前にストップ値を決めてそれ以上に下げないようにするか、自動的にロスカットになるように注文を入れておく。

たとえ儲かったとしても、すぐ決済しないで、もう少し待とうもしくは決済値をシステム的に設定しておく。
この「損失回避バイアス」理論は非常に大切な投資理論です。

行動ファイナンス理論を知れば、自分の弱点も分かる

以上、行動ファイナンス理論の中でもトレードで役立ちそうな部分をピックアップしました。

人間は完全に効率的ではありません。
特に不安や恐怖に駆られれば、いつもはやらないようなことをやります。

こういった所から相場にも歪みが生じ、それが我々に利益をもたらすのです。

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