練行足(練り足)」というチャート表記方法をご存じでしょうか?

練行足は、ローソク足みたいでローソク足ではない、日本生まれなのに日本よりも海外のトレーダーから愛されている、ちょっと不思議なチャートです。

本記事では、練行足の解説と使い方、そしてMT4での練行足の表示方法までを解説していきます。

練行足の概要について

練行足は日本発祥の価格表記方法です。

ローソク足やバーチャートは、一定の時間が過ぎたら足が確定する「時系列チャート」ですが、練行足は一定の値幅を動いた時に足が確定する「非時系列チャート」です。

時系列チャートの場合、動きの小さなレンジ相場であっても時間が過ぎればヨコヨコに足が確定していきますが、練行足では足が確定しません。

例えば、練行足は現在のレンジから50pips以上の動きが発生しなければ、どんなに時間が過ぎても新たな足が確定しない・・・といった感じになるわけですね。

また、逆にブレイクアウトが発生して、相場の動きが早い場合は、練行足も短時間のうちに足が何本も確定します。特にボックス幅を小さくする場合だと、数秒間のうちに足が何本も確定していく現象が見られます。

こういった特徴から、価格のちょっとしたブレに惑わされることなく、トレンド方向がハッキリと分かりやすいのが練行足のメリットです。

下のチャートは同じ時期のポンドドル日足の練行足(左)とローソク足(右)を表示したものです。

(クリックで拡大します)

練行足の方が明らかに見やすいのことが分かるのではないでしょうか?

一方でローソク足の方は波がハッキリとせず把握が難しいと感じるはずです。

練行足の詳細

練行足は、ローソク足と同じ陽線と陰線がありますが、足(ボックス)の値幅はどれも同じです。

例えば、ボックスサイズを50pipsとしたら、現在のトレンド方向に50pips進んだら新たな足が確定します。トレンド方向とは倍のボックスサイズ分だけ逆行したら、トレンドが切り替わります。

超簡単ですよね。
ロジックは分かりやすい上に、ノイズも少なくてチャートも見やすいこともあって、海外のトレーダーから受けているのです。

まとめると、練行足は

  • 事前に決めたボックスサイズをブレイクした動きが出れば新たな足が確定する
  • ブレイクしなければ足が確定せずにずっとそのまま

と覚えておいてください。
レンジ相場で、ずっと小さな値幅を上下するだけの動きが続くと、ローソク足はヨコヨコの足が連続しますが、練行足だと新しい足が出現しない状態となります。

時間よりも値動きに重きを置いたのが練行足です。

練行足のMT4表示方法

練行足はMT4にはデフォルトでは付いていません。
MT4用のカスタムインジケーターを入れてやる必要があります。

ここでは、MT4で練行足を表示する方法を解説します。

練行足インジケーターのダウンロード&インストール

まずは、以下のリンクから練行足のインジケーターをダウンロードします。

練行足インジケーターのダウンロード

ダウンロードしたら、MT4にインストールしてください。

 

練行足の表示方法

練行足は通常のカスタムインジケーターと表示方法が異なりますので解説していきます。

まずは、1分足チャートにRenkoLiveChartを入れてやります。(今回は例としてポンドドル1分足を使います)
パラメーター設定が出ますので、ボックスサイズを好みの値に変更します。

デフォルト設定では3.0pipsのボックス幅の練行足となっていますので、今回の例でも3.0pipsにします。

 

設定が終わったらOKボタンを押すと、チャート左上にRenkoLiveChart・・・の文字が出ます。

文字の中に「Open Offline GBPUSD,M7 To View Chart」と記載してあります。
これは、「オフラインチャートのポンドドル7分足を開くと練行足チャートが表示できますよ」という意味です。

この表示が出たらオフラインチャートを開きます。
MT4左上の「ファイル」からオフラインチャートを選択してクリックします。

 

オフラインチャートリスト内から「GBPUSD,M7」を選んで「開く」をクリック。

設定した練行足が表示されます。

好みに合わせてチャートを拡大したり、グリッドの変更をしましょう。

このやり方で作成した練行足は、通常のインジケーターも表示できます。

練行足に様々なインジケーターを加えることで、更にチャートが読みやすくなりますね。

ボックスサイズについて

練行足を表示する際に頭を悩ませるのがボックスサイズです。

一体どの値が良いんだろうか?」と思うことでしょう。

そこで参考になるのがATRです。
ATRとはローソク足の平均的な値幅を示すインジケーターで、MT4にデフォルトで入っています。

いつもトレードしている時間足のATRを参考にしてボックスの設定をすると、自分のトレードスタイルに合った練行足でトレードが出来ます。

例としてポンドドル1時間足でやってみましょう。

ポンドドル1時間足のATR(期間は200)は大体0.020ドルを推移していました。
これは20pipsですので、20pipsのボックスサイズに設定して練行足を作成します。

そしてできたのが下のチャートの左側です。
右側は1時間足のローソク足チャートなので見比べてみてください。

ノイズになりやすい横ばいの部分が消えて、相場の波がくっきりと浮かび上がりました。

練行足の使い方

では最後の具体的な練行足の使い方について解説していきます。

波やパターンを把握する

練行足は、ローソク足と比べると明らかに相場の波やパターンが分かりやすくなります。

例えば、下のチャートを見れば、誰が見ても下降トレンドになっていることが分かりますよね。

ローソク足だとノイズに邪魔されて分かりにくい相場の波も、練行足に表示することで客観的に見えるようになるわけです。更に意識されやすい価格も丸わかりですから、相場環境認識をする際に便利です。

これと同じくチャートのパターンも見やすくなります。

これは言うまでもなく三尊(ヘッド&ショルダーズ)。
ネックラインからのブレイクも楽勝で狙えますよね。

ブレイクを狙う

練行足は一度トレンド方向が変わると動きが連続しやすくなる性質があります。

この性質とチャートパターンの見えやすさを組み合わせれば、高勝率で勝てるブレイクポイントを探し当てることが出来ます。

「ブレイクを狙ったけど、余計なノイズに騙されてしまった・・・」

なんて経験は誰にでもあると思いますが、練行足を使うとその可能性を格段に減らせます。

サポレジからの反転を狙う

練行足が強いのはブレイクだけではありません。

過去に何度か止められたラインまで進んで反転してきたらエントリーする、これだけで高勝率のトレードが期待できます。

練行足のまとめ

練行足のまとめ

  • 練行足は非時系列チャート
  • 動きの乏しい相場では足が確定しないため、トレンドが可視化しやすい
  • 相場の波やパターンがハッキリと見えやすい
  • ブレイクを狙う際にダマシに合いにくい
  • 水平線からの反転を狙う際にも有効

以上、練行足のまとめでした。
次回は練行足を使ったトレード手法について解説していきます。

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